お知らせ

服薬方法と服薬時間について

こんにちは、あさひケアサービス/訪問介護部門です。
今回は「在宅で服薬方法と服薬時間」についてのお話です。

 

在宅で生活している高齢者の多くは、薬をきちんと飲めているか飲めていないかで、病気の予後が左右されることがあり、訪問介護でもサービス内容で服薬介助や服薬確認があります。

 

薬を「飲めている」「飲めていない」はそれぞれの服用方法からも影響を受けます。
①薬の効果を最も大きく引き出したい
②薬の副作用は最小限に抑えたい
③薬の効果を長く持続させたい
④飲み忘れを少なくしたい
・・・ということが理由になります。

 

※服薬時間とは
服薬時間が起床時・食前・食後・食間・寝る前などと決められているのは、それぞれに意味があります。食事との関係、代謝との関係、排泄との関係など薬が体内でどのように影響するかを考えた上で、服薬時間が決定します。

 

服用時間の考え方
①食前
食前の約30分前に飲みます。胃の中が空っぽの場合、薬が吸収されやすくなり食事時間に薬の効果がピークになります。
②食直前
「いただきます」と箸を上げる直前に飲みます。
③食直後
「ごちそうさま」と箸をおいた直後に飲みます。胃への刺激が少なくてすみます。
④食後
食事をしてから約30分後に飲みます。食事が胃に入っているので、胃への刺激が少なくてすみます。
⑤食間
食物の影響を受けないため、食事と食事の間、食事をしてから約2時間後に飲みます。
⑥寝る前
就寝する約30分前に飲みます。効果の現れる時間を予測して服用します。
⑦頓服
痛みや発作など症状のつらい時に適宜飲みます。
⑧時間ごと
体の中に入ってくる薬の量を一定にするため食事に関係なく一定の時間ごとに飲みます。

 

※基本的な服薬のルールと飲み忘れを防ぐ方法※
①用法・容量を守る
②利用者・介護者の判断で服薬を止めない
③古い薬は飲まない
④薬をあげたっり、もらったりしない
⑤副作用が起こったら医療者に報告する

 

薬の飲み忘れを防ぐ方法としては・・・
①お薬ボックスやお薬カレンダーなどを使い、目の見えるところに薬を置く
②家族・介護者で確認し合う

 

以上、服薬方法と服薬時間についてでした。

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